秋冷の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
近年、外部からの圧力によって経営の変革を迫られている事例が話題になっています。例えばセブン&アイ・ホールディングスは、アクティビストであるバリューアクトから圧力を受けるとともに、カナダのコンビニエンスストア大手のクシュタール社からの買収提案を受けています。このような状況も念頭に置きながら、今回の部会は、「機関投資家」と「コーポレートガバナンス」をキーワードとして、下記4名の先生方にご講演を頂きます。前回に続いてとなりますが、臨時会員総会の開催も予定しておりますので、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2024年11月9日(土) 13:00~17:30(12:30受付開始)
会場:明治大学研究棟4階 第1会議室*対面での開催です。Zoom配信も同時に行いますので、ご希望の参加方法をご選択ください。
参加費:無料(飲み物等の準備はございませんので、各自でご持参ください)
【報告会プログラム】
12:00~12:30 理事会
12:30~ 受付開始
13:00~13:30 臨時会員総会
①台湾花蓮地震の見舞金について
②海外(ドイツ・ベルギー)部会実施報告(実施日:2024年8月24日~9月1日)
③その他
13:30~14:20 鵜崎清貴氏(中村学園大学・大分大学名誉教授)
「新規公開株式(IPO)時における機関投資家の役割」
概要:本研究では,新規株式公開に際し企業価値が,企業のオーナーや取締役等の内部株主と銀行やベンチャーキャピタル(VC)などの機関投資家との株式所有構造といかなる関係にあるかを考察し,機関投資家の役割を明らかにする。
14:20~14:30 休憩
14:30~15:20 坂本恒夫氏(明治大学名誉教授)
「JPモルガン・チェイスなど米国4大銀行の投資・経営構造およびビジネス行動の特徴について」
概要:米国4大銀行の所有構造を分析することによって、銀行の経営行動の動向を確認する。加えて、今日の機関投資家の投資の特徴およびその意味について明らかにする。
15:20~15:30 休憩
15:30~16:20 澤田茂雄氏(常磐大学)
「株主構成とコーポレートガバナンス」概要:コーポレートガバナンス・コードが策定され、まもなく10年が経とうとしている。日本企業はコーポレートガバナンスにどう取り組んでいるのか。株主構成やガバナンス構造といった視点から整理していきたい。
16:20~16:30 休憩
16:30~17:20 三和裕美子氏(明治大学)
「投資家資本主義の未来」
概要:近年機関投資家のコーポレートガバナンスへの関与は、エンゲージメントが中心となり新しい段階に入ったといえる。日本政府も「資産運用立国」を展開し、ますます機関投資家の役割は大きくなっている。本報告では拙著『投資家資本主義の未来』をもとに、機関投資家と企業の関係について考察する。
17:20~18:00 コメント・ディスカッション
境 睦氏(桜美林大学)
18:00 閉会
*明治大学内での懇親会の開催はございません(各自近隣で開催して頂ければと存じます)。
【対面による参加方法】
・事前申し込みの必要はございません。当日会場にお越しください。
【Zoomによる参加方法】
・今回のご参加は、正規会員の皆様に限定させて頂きます。
・IDとパスコードは、会員の皆様にメールにてご案内いたします。