第45回定例部会開催のお知らせ

今回は、「新ベンチャービジネスの台頭と課題」を統一テーマとした部会を開催いたします。年末のお忙しい時期かと存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。

開催日時: 2018年12月22日(土) 10時開始(9時30分受付開始)
会  場: 明治大学リバティタワー11階1114教室

【報告会プログラム】
9:30~ 受付開始
10:00~10:30 坂本恒夫氏(明治大学名誉教授)
「新ベンチャービジネスとは何か」
概要:クラウドファンディングによる資金調達、共感のビジネスコンセプト、大企業との対等関係など、新しいベンチャービジネスのカタチが見えてきました。これらについて、その背景と内容を具体的に説明します。

10:30~11:30 大島礼頌氏(株式会社インフラトップ 代表取締役社長)
「創業、3億円の資金調達、会社の売却を経験してみて知った経営のリアル」
概要:2014年に教育事業を展開するインフラトップを創業して展開をしてきました。会社を運営していく中での人、金、もの(サービス)における悩みや課題を解決していく中で得た知識や、3億円近い資金調達や大手ITサービス業者であるDMMへの売却という荒波を乗り越えてきた話をお伝えできればと思います。

理事会(明治大学研究棟4階 第1会議室)

13:00~13:45 中村宙正氏(埼玉女子短期大学商学科兼任講師)
「新ベンチャービジネスとキャピタルマーケット」
概要:IPOアノマリーという法則は、形式基準のあるキャピタルマーケットにおいて確認されてきたが、AIによるパターン認識の及ばない裁量的な新規株式公開市場の整備によって、新ベンチャービジネスは資本を創造できる。

13:45~14:30 杉浦慶一氏(株式会社日本バイアウト研究所)
「ベンチャー企業のM&Aによるエグジット」
概要:従来、日本のベンチャー・ビジネスのエグジット方法としては、株式上場が主流であったが、近年は、ベンチャー企業がM&Aにより大手企業の傘下に入るケースも出てきている。本報告では、M&Aによるエグジットの特徴について明らかにする。また、ベンチャー・キャピタル・ファンドが出資するケースのエグジット方法についても考察する。

14:30~15:15 グエンヴィンタイン氏(桜美林大学国際学研究科博士後期課程)
「ベトナム政府のスタートアップ企業支援政策と「起業国家」の夢」
概要:近年、ベトナムにおけるよく耳にするようになった「スタートアップ」という言葉があり、実際ではスタートアップ企業と起業が同じような意味で使われているように感じる。本報告ではベトナムのスタートアップ(起業)とは何なのか、その点について深く理解して頂けると同時に、起業ブームが起きている要因を明らかにしたいと思う。

15:15~15:45 休憩

15:45~16:30 鈴木勝博氏(桜美林大学)
「起業家教育の最近の動向」
概要:2014年以降の 「EDGE」、「EDGE-Next」両プロジェクト(文科省)の例を挙げるまでもなく、近年、起業家教育はその重要性を増している。本講演では、起業家教育の在り方について内外の文献をサーベイし、様々な手法とその有効性について論ずる。

16:30~17:15 坂田淳一氏(桜美林大学)
「ベンチャー企業経営における意思決定」
概要:様々な属性のステークフォルダーと多様なバックグランドを持つ社員に挟まれ、経営者は常に単純でない意思決定を孤独な中で強いられる。決定内容は少なからず会社の近未来を左右し、失敗が許される余地は少ない。事例企業経営者へのインタビュー調査をもとに、経営者が迫られる意思決定について分析した結果を報告する。

17:15~18:00 境睦氏(桜美林大学教授)
「フィンテックとベンチャービジネス」
概要:近年のICT技術の加速度的な発展に伴い、フィンテック関連の企業が提供するサービスは多様化し、その性質も変容しつつある。本報告ではフィンテック関連のベンチャー企業の現状と方向性について検討する。

18:30~ 懇親会(会場:明治大学リバティタワー17階 レストラン暁)
参加費 部会参加費1,000円 懇親会費 3,000円