第54回定例部会のご案内

晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
第54回部会は前回に引き続き、基本的に「対面」での開催を予定しております。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大も懸念されていることから、オンライン配信も同時に行うハイブリッド形式としての実施を予定しております。今回は、西本氏と栗林氏による博士論文報告に加え、坂田淳一氏、鯨井基司氏にも下記テーマにてそれぞれご講演を頂きます。年末のお忙しい時期かと存じますが、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、オンラインのみの開催と変更させて頂く場合もございます点、ご承知おきください。その際は早急にメールにてご連絡いたします。

日時:2022年12月24日(土) 13:00~17:20(12:30受付開始)
会場:明治大学研究棟2階 第9会議室
*対面での開催です。Zoom配信も同時に行いますので、ご希望の参加方法をご選択ください。
*新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、オンラインのみの開催になる可能性もございます。(その際は改めてメールにてご連絡いたします)
参加費:無料(飲み物等の準備はございませんので、各自でご持参ください)

【報告会プログラム】
13:00~ 受付開始
13:00~13:05 開会の挨拶 会長 鳥居陽介氏
13:05~13:55 西本山海氏(大分大学経済学部 経済学研究科博士後期課程)
「中小企業に対する所得拡大促進税制の効果」
概要:中小企業と給与の引き上げに焦点を当て,中小企業の給与引き上げの効果および中小企業に対する所得拡大促進税制の期待される効果を実証分析により明らかにするとともに,税法上の中小企業の定義および中小企業の法人税等の課題についても分析結果を踏まえて考察する。

13:55~14:45 栗林栄太氏(大分大学経済学部 経済学研究科博士後期課程)
「中小企業における事業承継方法の最適解」
概要:中小企業における事業承継に関して,地方都市において実際に事業承継が行われた企業のケースについて、全国の事業承継のデータとの比較を行い、その実態の違いについて検証を行う。これにより、後継者の種類に適した事業承継の方法について考察すると共に,今後,発生が見込まれる課題についても予防方法を考察する。

14:45~15:00 休憩

15:00~16:00 坂田淳一氏(桜美林大学)
「中小企業における顧客データ分析活動とその課題における一考察」
概要:デジタルトランスフォーメーション(DX)が中小企業にも強く求められる中、その基本的な初期アプローチとして、データの収集と分析実施の必要性が唱えられている。その中で、多くの中小企業が日々のオペレーションに追われ、実際にはデータ分析に手がつけられていないと推察される。そのため、企業数を限定した調査ではあるが、アンケートにより実情を認識し、抱える課題を明確にして、改善案を明示した研究成果を報告する。     

16:00~16:10 休憩

16:10~17:10 鯨井基司氏(鯨井会計)
「無償減資で中小企業化する上場企業」
概要: 近年、資本金を1億円以下に減少する企業が増加している。資本金を1億円以下にすることで、法人税の税率が大幅に削減できるからである。こうした動きの背景はコロナ蔓延によって、中小企業の業績が悪化し、減資によって法人税の税率を低下させようとしているのである。いくつかの事例を取り上げて、中小企業の節税対策を解説する。

17:10~ 閉会の挨拶 名誉顧問 伊藤忠治氏(予定)
*明治大学内での懇親会の開催はございません(各自近隣で開催して頂ければと存じます)。

【対面による参加方法】
・事前申し込みの必要はございません。当日会場にお越しください。

【Zoomによる参加方法】
・今回のご参加は、正規会員の皆様に限定させて頂きます。
・IDとパスコードは、会員の皆様にメールにてご案内いたします。