オンラインによる第52回定例部会のご案内

寒冷の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。新型コロナウイルスの感染状況は減少し続けているものの、変異株の影響も懸念されることから、第52回部会もオンラインにて開催したく存じます。今回は、ベンチャービジネス部会による部会報告を実施するとともに、田中佑児氏、熊沢拓氏、境睦氏にそれぞれご報告を頂きます。下記プログラムと参加方法をご確認くださいまして、何かご不明な点等ございましたら、事務局までメールにてご連絡ください。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2022年1月29日(土) 13:00~18:00(12:50から入室可能)
会場:Zoomによるオンラインでの開催(明治大学内では行いません)
参加費:無料

【報告会プログラム】     総合司会:徐玉琴氏(明治大学)
12:50~ 入室可能

13:00~13:10 会長挨拶

13:10~13:40
野村佐智代氏(創価大学)
「新書籍『SDGsと中小企業』の刊行について」
概要:日本中小企業・ベンチャー ビジネスコンソーシアムにて刊行いたします新書籍についての経過報告をいたします。

13:40~14:40 ベンチャービジネス部会報告
部会長挨拶:菅井徹郎氏(オフィスコモン)

報告者:坂本恒夫氏(明治大学名誉教授)
「リテールビジネス・ベンチャーの栄光と挫折」
概要:百貨店、スーパー、コンビニ、そしてプラットフォーマー・リテール、これらの小売業は、江戸時代以来今日まで顧客のニーズに対応して、変転を繰り返しながら成長してきた。しかし、過大かつ同質化してきた経営は、現在、大きな壁にぶつかっている。これをどのように乗り越えるか、リテールビジネスの今日的課題を明らかにし、その存在意義について提示する。

14:40~14:50 休憩

14:50~15:50
田中佑児氏(株式会社TSKパートナーズ)
「外部個人による中小企業の事業承継の事例紹介」
概要:中小企業を社外の個人が引き継いだ2件の事例に基づいて、個人が中小企業を引き継ぐ際に留意すべき諸問題について解説するとともに、承継後の第二創業に向けた経営(まだ道半ばですが)の要点について紹介します。

15:50~16:00 休憩

16:00~17:00
熊沢拓氏(株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナー)
「新資本主義パラダイムとベンチャー企業、IPOの新しい形」
概要:米国において、新しいIPOの形が広まりつつある。株主のために利益の最大化しないことを公に宣言してのIPOである。世界的に、公益を存在理由とする企業形態「Bコープ」を選ぶ経営者も増えている。米国IPO市場でもBコープのIPOが増え始めている。 コロナ禍を経て、株主利益最大化の資本主義から、ステークホルダー資本主義への転換が進む兆候が随所にみられる。日本のベンチャー企業は新しい資本主義パラダイムの中で、どのような成長を目指すべきなのかを論じる。

17:00~18:00
境 睦氏(桜美林大学)
「新資本主義における人的資本投資」
概要:近年、世界的に人的資本への注目度が高まっている。なぜならば、無形資産が企業価値創造の決定要因となっており、なかでも人的資本はその中核であるからだ、また、日本において新しい資本主義というコンセプトが政府より提唱されている。その中で謳われている「成長と分配の好循環」は人的資本への投資を強化することによって実現されると考えられる。そこで、本報告では人的資本投資の重要性と情報開示の国際的な潮流について述べる。

18:00~ オンライン懇親会
*各自で飲み物等をご準備ください。

【申込・参加方法】
①今回のご参加は、正規会員の皆様に限定させて頂きます。
②ID、パスコードは、既に正規会員の皆様にお伝えしております。郵送によるご案内が届いていない場合、また、近日中にメールが届かない場合は、お手数おかけし大変恐縮ですが、事務局までメールにてご連絡頂きたく存じます。
③当日までに、Zoomのインストールをお願いいたします。当日は、ニックネーム等ではなく、お名前を表示してご参加くだされば幸いです。何かトラブルがあった場合でも、当日はご対応できかねます点、ご容赦ください。