7月15日、第12回定例部会が明治大学リバティタワーで行われ、会員の皆様を中心に、講演会に約50名、懇親会に約30名が参加されました。
■第一講演
小沼次郎氏(スタンダード&プアーズ 事業法人・公益事業格付部 SME格付けプロダクト・マネージャー)
「中堅・中小企業の発展と格付け 」
一般的に格付けは大企業、上場企業が取得するものと考えられています。しかし、中堅・中小企業も格付けを取得することにより、株主や金融機関、取引先といったステークホルダーへの透明性や安定性、信用力のアピールだけではなく、客観的な自社の位置づけを把握することで社内における目標設定や動機付けにも応用できるケースがあるとのことです。中堅・中小企業の格付けのニーズや可能性は、今後増加していくとのお話でした。
■第二講演
巌谷龍氏(株式会社グローバルマネジメント・ディレクションズ ホスピタリティグループ 取締役)
「ホスピタリティ事業のターンアランドについて」
巌谷氏はホテル資産にかかる価値分析・市場分析・運営分析や運営支援等ファイナンシャルアドバイザー等の豊富な経験をお持ちです。こうしたご自身の経験から、日本のホテル産業を取り巻く環境変化、ホテル事業の再生プロセスとデューデリジェンスについて解説していただきました。
■第三講演
大澤賢一氏(株式会社トミオ 相談役)
「会社の創り方と譲り方」
大澤氏は株式会社トミオを創立し、代表取締役会長を経て、現在同社相談役をされています。会社を創り、地元で尊敬される身分になったオーナー経営者の最大の課題は、会社をどう譲るかに尽きるとも考えられています。講演では、ご自身の経験から、後継者選びのスムーズな進め方、やめた後の人生の楽しみ方、さっさとやめるコツなどについてお話いただきました。
第12回定例部会開催
2006年7月18日